食と農のこと食と農のこと

笑顔の実り。 vol.105(2022年11月)
きたの しげるさん|71歳
富田林市別井地区 北野 茂さん

「おいしい!」という言葉が活力に。

農業を始めたきっかけについてお聞かせください。

 父は水稲中心の兼業農家でした。この地区は農業をしている人が多く、子供の頃は家の農業を手伝うのが当たり前のことだったので幼いころから農業は身近な存在でした。肥料をやったり耕したりの手伝いのほか、今から50~60年前はご近所や親戚と助け合って手作業で田植え、稲刈りをしていました。  8年ほど前まで会社員として勤めていましたが、あすかてくるで羽曳野店ができた15年ほど前から、妻と協力しながら少しずつ出荷を始めました。定年後は、昔から自家消費分のみ栽培していたイチジクに挿し木をして少しずつ増やしていき、ここ3、4年はイチジクをメインに出すようになりました。はじめは自分の土地の範囲内で農業をしていましたが、頼まれたら断れない性格なのか、管理が難しい農地に困っている知り合いから「農地管理してくれへんか~?」と声をかけられ管理する圃場は少しずつ増えていき、栽培する農産物も増えていきました。

農業をする上でのこだわりをお聞かせください。

 会社員時代はシステムエンジニアをしていて農業とは関わりがないように思うかもしれませんが、会社員時代の経験も今の農業に役立っています。例えば「あすかてくるで」に出荷する際にパソコンでオリジナルのシールを作って貼っています。シールを貼ることで「きたのファーム」の野菜とひと目でわかりますし、シールを覚えてリピーターになってくださる方もいます。「きたのファーム」のシール以外にも消費者の方にひと目で情報が伝わるように何種類もシールを作っています。一度しなしなになってしまった葉物野菜や軟弱野菜も、買った後水に一晩つけてもらったらまたシャキッと美味しく食べることができるのですが、知らない消費者の方もいると思うので「帰ったら水につけてネ 農業をしていて大変だったことはなんですか。  管理している圃場の中には、農道のない圃場がいくつかあります。その圃場は、農機具を入れることが出来ず管理がとても大変です。手で持てる小さな草刈り機しか入れないため除草作業や耕うんが手作業になってしまい、小さい草刈り機で圃場一帯の除草作業をすることはなかなか苦労します。特に今年の夏は気温も高く、雨も降ったので雑草の伸びが早く除草作業がかなり大変でした。

農業をしていて大変だったことはなんですか。

 管理している圃場の中には、農道のない圃場がいくつかあります。その圃場は、農機具を入れることが出来ず管理がとても大変です。手で持てる小さな草刈り機しか入れないため除草作業や耕うんが手作業になってしまい、小さい草刈り機で圃場一帯の除草作業をすることはなかなか苦労します。特に今年の夏は気温も高く、雨も降ったので雑草の伸びが早く除草作業がかなり大変でした。

農業への想いをお聞かせください。

 今の元気の秘訣は農業をしているからだと思っています。家で何しようかなとテレビを見ているより、外に出て体を動かして汗を流しているから健康でいられるのだと思います。また、直売所に出していない形の曲がった野菜を、会社員時代には職場に持って行ったり、今も娘が会社に持って行ってくれたりしたときに「北野さんのとこの野菜美味しいね」と言ってもらえるのが本当に嬉しいです。食べてくれた方の「美味しい!」という言葉が今も昔も活力になっています。これからも消費者の方に喜んで頂ける安全安心な農産物作りを頑張っていきたいです。
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